2023.4.11

北海道大野農業高等学校 牛舎棟・羊豚舎棟ほか改築工事が完成しました!

令和2年より基本設計に取り掛かっておりました、北海道大野農業高等学校 牛舎棟・羊豚舎棟ほか改築工事が令和5年3月をもって完成いたしました。牛舎・羊豚舎を始め堆肥舎、バンカーサイロという付属棟を有した家畜エリアの改築工事です。地域木材を積極的に利用することを考慮し、地域の道有林から切り出した木材を多用しており、本物件では、恵山町産のトドマツ、上ノ国町産のスギ材と、道南圏木材を構造材・内外装材で活用しています。

CLT(Cross Laminated Timber)を牛舎棟の屋根下地に、羊豚舎棟の一部内壁面に採用し、構造材をそのまま内装材として魅せており、木を間近に感じ・触れられる施設を目指しました。

また、来訪者(見学者や小学生等の家畜見学会)が、衛生的に牛舎見学できるスペースや、羊の毛刈り見学ができることなど、街に地域に開けた学校施設をコンセプトとしており、学校の掲げる六次産業の実践を具現化した施設となっております。

日々発達し進化している農業分野の担い手の育成や、街に地域に開けたあたらしい学校のカタチを目指して、これから施設管理者や先生たちはもとより、生徒たち本人が良い環境の下、さらなる農業発展と人材育成を育んでいけることを切に願っております。

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